とうとう私はこの奥義を開発することに成功した。


これは現代人にとって、目から鱗だ。



店員と仲良くなる方法を確立したのだ!






カーネギーさんの本にも書いてないぞ!


完全オリジナルだ!!











結論から言おう。






自分の体と心を店員に明け渡すのだ。




つまりそれは…








注文の判断を丸投げするのである!!







今日の実例を示そう。

実家近くのカフェにて



ここには綺麗なお姉さんがいる。


私が独身だったら何をしでかすかわからないくらいの方だ。




「いらっしゃいませ!今日もご来店ありがとうございます!」



(お姉さんは2週間前にお店に行った私のことを認識してくれていた。)





「ありがとうございます。覚えていただいたようで。」





「いつもいらっしゃっていただいてありがとうございます。本日のメニューはこちらです。期間限定で、さくらんぼのタルトがございます。」





ここからが勝負である。


いや、勝負はしない。


何も考えずに丸投げするのである。




考えたら負けである。





「じゃあそのタルトをお願いします!」




「ありがとうございます!飲み物は何になさいますか?」




「お姉さんは何が1番好きですか?」




「えっ?」





「お姉さんが好きなものにします。1番オススメなコーヒーはどれですか?」



「えーっと…さくらんぼのタルトでしたら、中煎りのブレンドが合うと思います!」


「じゃあそれにします!ホットとアイスで味はかなり違いますか?」


「けっこう違います!ホットの方が、より香りを楽しめると思います!」


「では言われるがままにホットにします!」


「淹れ方はどうなさいますか?ハンドドリップか、フレンチプレスか。」


「どっちがオススメですか?」


「断然フレンチプレスです!」


「ではそれで!ありがとうございます。」



 
自分で選ばない。

全て店員さんに選んでもらう。




店員さんも、自分で勧めたものは、アフターが必ず気になるものだ。


そして99%の確率で聞いてくる。





  
「いかがでしたか⁈」





「いやー、美味しいです。さすがありがとうございます。どれ選んでも美味しいですけど、今日は特に良かったです。」




その後は話が弾んで、普通に友達感覚で話していた。




これは私がジャーナルスタンダードの店員さんといつの間にか親友になってしまった方法をカフェで思い出してやっただけである。



今日突然神が降りてきたかのように、奥義が開発された。




全て選んでもらい、感想を言うだけである。



店員さんの心と一瞬で通じ合うことができる。




カフェのお姉さんと親友になる日は近い。