このブログはD・カーネギーさんの『人を動かす』を実践するとどうなるか、という記事を多く載せている。




ありがたいことに、ブログの読者が最近になって急激に増えてきた。






このブログを読んでいただいている方は賢者に違いない。






その賢者の中には子育て世代の方もいるのではないかと思われる。








そこで今回、読者諸賢に3歳の息子をイライラせずに動かすことができた例を紹介しようと思う。




参考にしていただければ、大変幸いである。








まず、3歳児は大変だ。


我が家の息子も大変だ。


最近の悩みは食事。


ごはんの好き嫌いは多い。



遊びたがって食卓につくことなんてない。



立って歩きながら食べたり、みそ汁をわざとこぼしたり、やりたい放題やっている。



息子の食事前後の行動に対して、普段は穏やかな妻が必ず怒り出す…




「遊ぶのはもうやめなさーい!」


「ごはん食べなさーい!!」





妻の機嫌が悪くなり、毎晩夕食の時間になると私も落ち着かなくなる。




ところで、私と妻は今年になってから夕食後にデカフェのコーヒーを淹れて飲んでいる。



なんとなくリラックスする感じがするのだ。


ちなみにコーヒーの香り自体はリラックス効果があると言われている。


この書籍にそれについて言及されている。
ぐっすり眠る習慣
白濱龍太郎
アスコム
2023-02-01





大人がやっていることを、子どもはすぐに真似をしたがる。


例に漏れず、わが息子も「コーヒー淹れるー!!お父さんのコーヒー淹れる!」
と言うので、少し冷ましたお湯を使って、実際に豆を挽いた後にケトルからドリッパーにお湯を注いでもらっている。





こどもの「大人の真似をしたい」という衝動は強力だ。






そこで実験開始だ。








「ねぇ、○○くん。コーヒー淹れるの本当に上手だよね。」


「うん!」


「今でも上手だけど、もっと上手にコーヒーを淹れたい?」


「うん!」


「そっか。そのためには、みそ汁を飲んだ方がいいね。コーヒーを上手に淹れる人は、コーヒーの味の違いがわかる人だ。味の違いがわかるためには、いろんなものを食べるといいんだよ。みそ汁を飲んで、中の具も食べてごらん。そうするともっとコーヒーを淹れるのが上手になるよ。きのことかも食べるといいね!」



「わかった!食べる!」





そうすると、今まで苦手だったキノコを食べ始め、必ず残していたみそ汁の具を全部食べたのだ。



奇跡が起きた…




妻と私の二人で褒めちぎった。



「すごーい!○○くん!全部食べた!よし、コーヒーを淹れてみよう!」



そして息子にコーヒーを淹れてもらった。


「はい、お父さん!できたよ!」



「ありがとう!」




飲んでみる。

そしてすかさず笑顔で褒める。






「超おいしくなったよ!!!」



「美味しい?やったー!!」




こうして少しずつだが、食事中の問題が減ってきている。
(その他も悩ましいことが沢山ありますが…笑)

『人を動かす』part1-3 【人の立場に身を置く】
こちらに今回のケースとそっくりな例があるので参照されたい。
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このように、こどもを動かす例が『人を動かす』に何か所も出てくる。



育児書は買ってもあまり見る気がしなくて、結局捨ててしまった。



しかし、『人を動かす』は良い育児書でもあるのではないかと思う。

人を動かす 新装版
D・カーネギー
2015-03-20




育児に悩んだ時は是非『人を動かす』を読んでみてはいかがだろうか。




きっと子育て世代の方々のヒントになることだろう。